2011年11月 04.スマートシティ岐阜におけるベストミックスの取り組みについて

東日本大震災での東京電力福島第一原子力発電所の放射能漏れ事故を契機に、自分たちで使う電気は自分たちでつくろうという地産地消の動きが各地で始まっており、私ども岐阜市議会公明党としても過去何度か自然エネルギーの活用として議会で取り上げさせていただきました。しかし、自然エネルギーだけの組み合わせでは、現在の技術レベルから見ると、安定供給が難しいということであります。市長も議場で御答弁されておりますが、分散型のエネルギーシステムの普及を目指す上でどうしても従来の化石燃料と新しい再生可能エネルギーを組み合わせたベストミックスを模索していかなければ現実的なシステム構築ができないと思うわけであります。こうした中、再生可能エネルギーを補完する代替エネルギーとして注目が集まっているのが天然ガスを利用した発電であります。天然ガスとは油田地帯やガス田地帯から天然に産出されるメタンを主成分とする高カロリーの可燃性ガスです。近年ではこうした一般的なガスに加え、従来のガス田とは異なるシェール層と呼ばれる地層から得られるシェールガスやかたい砂岩層に存在するタイトサンドガスといった非在来型天然ガスも世界各国で活発に生産されているそうです。再生可能エネルギーを活用した安定的な電力供給の仕組みが普及するまでの段階として、こうした化石燃料の中で比較的クリーンなエネルギーも活用していくべきだと考えますが、スマートシティ岐阜におけるエネルギーのベストミックスについてどのようにお考えか、御所見をお伺いいたします。


(自然共生部長)

本市は日照時間が長く、豊富で良質な地下水に恵まれているという強みがあります。この強みを生かした太陽光や地中熱などの再生可能エネルギーは低炭素社会に大きく寄与するものであり、岐阜市地球温暖化対策実行計画においてもエネルギーの地産地消を掲げ、再生可能エネルギーの普及促進を図っております。これまでの地球温暖化対策の取り組みに加え、災害時における安全、安心の観点からも新たなエネルギーシステムを構築していくため、再生可能エネルギーを最大限に活用した省エネ都市を目指すものであります。スマートシティ岐阜の構築に当たっては、電力会社からの電気、太陽光発電などの再生可能エネルギー、石油、天然ガスなどの化石燃料、それぞれの特徴を踏まえ、相互に補完するよう効率的に組み合わせ、制御管理し、活用していくことが重要であります。  そのため太陽光発電、燃料電池、蓄電池などを組み合わせ、複数のエネルギーを活用するとともに、地中熱を利用した高効率空調機の導入やLED化などによる省エネ化、さらには、ライフスタイルの転換などによりエネルギーのベストミックスを導き出し、一極集中型のエネルギー供給体制だけに頼るのではなく、分散自立型の供給体制を着実に進め、持続可能で災害に強い低炭素化が実現した都市を目指してまいりたいと考えております。

2011年12月5日 | カテゴリー :