2012年03月 05.長良川における生態系保護の取り組みについて

長良川水系では、20年ほど前から支流、本流ともにブラックバスの生息が確認されているようであり、鵜飼の鵜が誤ってブラックバスをのんでしまうといったことも新聞報道がされております。お聞きしたところによりますと、鵜飼観覧船の乗船場でも夏場、岸からブラックバスの魚影が確認されているようであります。そこで、お尋ねをいたします。  長良川水系の生態系保護については、鵜飼を初めとする自然文化遺産保護の観点からも本市において重要な課題であると考えますが、現在、長良川の本流で外来魚の生息数についてどのような調査をされており、生息数の増減など、どのような数字として掌握されておられるのか、お伺いいたします。


(自然共生部長)

本市では平成12年度に作成した自然環境実態調査報告書に記載されております動植物の再調査を、平成21年度から5カ年計画で学識経験者や環境保護団体などの協力を得て実施しております。これまで長良川本流におけるシュノーケリングやたも網などによる現地調査におきまして鵜飼観覧船の乗船場など、流れが緩やかな場所におきましてはオオクチバスの生息が確認されております。一方、コクチバスにつきましてはこれまでの調査において市内での生息は確認されておりません。  長良川上・中流域の環境は流れが速いなど、オオクチバスの生息に適していないことから、乗船場付近で確認されたオオクチバスは増水時に上流域のため池などから流されたものが一時避難的に滞留しているものと考えられます。また、乗船場のオオクチバスは大雨が降れば上流から流されて滞留し、あるいは下流に流されるといったように、その生息数は降雨と連動して変動しております。そのためオオクチバスの生息数は把握できてはおりませんが、増加するという認識は持っておりません。続いて、長良川の生態系を保護するための取り組みについてですが、長良川の生態系保護には流域の広域的な連携が欠かせないことから、平成19年度に国、県及び流域市町などから成る長良川流域環境ネットワーク協議会を設立し、上流域から下流域にかけた一斉清掃活動や森林整備講習会などの事業を実施しております。また、市民団体が主催する外来魚防除に関するフォーラムなどを国、県とともに協力して支援しております。

2012年3月15日 | カテゴリー :