2013年06月 04.いじめ問題について

 いじめ問題のなかでも、インターネット上で生徒同士が情報交換するサイトが、いじめの温床となることが最近特に問題視されており、ネット上を監視する動きが広がっています。本市でも定期的にインターネット上の各サイトの監視をしておられますが、生徒らに爆発的にスマートフォンが普及していること、更には無料通話アプリ「LINE」の普及など新しいコミュニケーションツールが次々と世に出され、監視が行き届きにくくなっていることが懸念されております。
そこでこのネットいじめの問題について改めてその対策をお伺いします。
1点目、本市で既に取り組んでおられるネット監視について、その発見件数はどのように推移していますか。
2点目、facebookやLINEなど新しいコミュニケーションツールが次々と出てきていますが、ネット監視をどのように追随させているのか、その対応方をお伺いします。
3点目、最近のネットいじめは第三者が見てもいじめとわからないような書き込みが、当事者間であればあきらかに誹謗中傷とわかるように、その内容が潜在化、陰湿化しているようでありますが、こうした書き込みに対してはどのように発見していくべきとお考えでしょうか。
4点目、いじめは不登校の原因にもなっています。誹謗中傷された側の生徒は誰がそれを書いたかわからないといった場合も出てきますが、不登校となった生徒が、元通り学校に通えるようになるまで、教育委員会としてどのような対応をとられますか。
5点目、不登校に対するサポートとして各学校にスクールカウンセラーが配置されていますが、一つの学校に週2日しかおらず、相談したいときに相談できないと言った声もあがっていますが、相談体制の充実についてどのように考えますか。

(教育長)

1点目、サイバーパトロールについては8つの裏掲示板や裏サイトなど公開制が高いものについて毎日監視しております。監視の状況ですが、23年度は36件、24年度は11件、本年度は現時点で5件の削除要請を行いました。

2点目、新しいコミュニケーションツールの対応です。現行の監視体制を継続しつつ、学校からいち早く情報を得て、早期に対応できる体制を優先すべきと考えます。あわせて情報モラル教育が効果的であり、生徒だけでなく親子で学ぶ情報モラル教育として、消費者センターや企業の専門家を呼んだ教室を開催しています。

3点目の具体的な事例についてです。ツールが多様化し、しかも第三者がみてもわからない書き込みとなると本人の申し出以外対応の方法がありません。ですから子ども達には「いじめを受けたら、一番相談しやすい人に相談しなさい。相談されたらその日の内に問題解決に立ち上がる」とどの学校でも約束しています。いじめを早期に発見して早期に解決する「いじめの克服」という認識こそが現実的です。

4点目いじめが原因で不登校となった生徒への対応です。いじめは早期発見、早期解決が必要です。いったん不登校になった場合は、それぞれの状況に応じて、カウンセラーなどを交えたケース会議を随時持ち、適応指導教室、スクール相談員などと連携を図り、教室復帰を目指します。

5点目、カウンセラーに対する需要に供給が追いついていないというご指摘でした。カウンセラーは全中学校に年間180時間の勤務で配置しています。これを超えて対応が必要な場合は、緊急にカウンセラーに勤務していただくか、他校のカウンセラーにお願いするか、学校を離れた場でカウンセリングを実施することになります。平成26年解説の(仮称)総合教育支援センターには、カウンセラーやソーシャルワーカーが常駐しますので、学校と連携をしながら対応できる体制をとってまいります。

2013年6月20日 | カテゴリー :