2013年11月 01.岐阜市公共施設白書について

 はじめにこの9月に配布されました岐阜市公共施設白書についておたずねします。
この公共施設白書についてですが、岐阜市全体の公共施設の将来のあり方を検討していくうえで、そのベースとなる現況調査、アセットマネジメントの一環として作成されたものと認識しております。
公共施設の更新計画、今後の在り方についてはその計画の必要性について、過去、複数の議員が将来にわたっての公共施設の維持、更新計画はもとより、その施設を利用して提供されているサービスについて有用性の再検討など、ソフト・ハードを含めた多面的な検討をすべきと指摘されております。

そこでおたずねします。
岐阜市の公共施設について、将来に向けて計画の作成・検討していくためのこの白書ですが、そうした目的で見るとかなり内容が足らないのではないかと思います。

一つ一つの施設の建築年度や建物構造、面積は当然のこととして、それ以外にその施設の建設当初の設置目的、その施設を利用した事業、サービスの移り変わり、さらにはその施設の利用者数の推移や維持管理費用の推移まで記述することによって、その施設が建設当初から現在まで有効活用されてきたかどうかを考えることができるのであり、「白書」とはここまで網羅しなければならないのではないかと思います。
したがって、現在の白書では「将来の都市構造の変化、経済状況の変化などを踏まえ、施設の集約化や効率化、あるいは配置の見直し」といった検討のベースにはなりえないと考えるわけですが、こうした公共施設の在り方を検討していくうえで、今回の「白書」の位置づけを企画部長におたずねします。
さらに、施設の統廃合を含めた将来像を検討していく上で、先に申し上げました通り、本来の現況調査、アセットマネジメントをしなければならないと考えますが、白書の改版の予定があるのかどうか、あわせて企画部長にお伺いします。

(企画部長)
白書の位置づけですが、まず市全体として公共施設の更新時期やその費用を一元的に把握し、今後の効果的な対策を検討するための基礎資料とすることを目的として、昨年度から公共施設白書の作成を進めました。
今回の公共施設白書は、原則として耐用年数が到来した年に、現存する施設をそのまま建てかえるという前提で更新費用を試算し、今後50年間の更新時期と更新費用の傾向を明らかにしたものであります。これにより、概ね平成45年~55年の10年間において更新費用の集中が見込まれるとの結果が出たところでございます。
次に白書の改定に対するご質問にお答えします。
今後、国の財政状況や社会情勢など、さまざまな要因により、将来の更新費用が大きく変動することも考えられます。そのため、できる限り実態に即した予測を行うために、白書の定期的な作成に取り組むこととしております。
その際、今回の白書の内容でそのまま更新するのではなく、改定時の状況に応じて内容の変更を行うほか、議員ご指摘のありました点もふまえながら、新たな白書を作成していきたいと考えております。